- 電気料金プランを比較したいけど、仕組みがよく分からない、、、
- 乗り換え時の注意点を知りたい
という方に、引っ越しを9回経験して電力会社を何度も乗り換えている筆者が
電気料金の計算方法と内訳、注意点について解説します。
本記事を読むことで電気料金プランの比較ができるようになります。
結論、電気料金プランを比較するときは、
- 調整費
- その他の費用項目
の2点に注意が必要です。
電気料金には毎月単価が変動する項目があります。
電気料金は事前にシミュレーションができるようになっていますが、
シミュレーションを行った月の単価で計算されてしまうので
実際の費用と大きく異なる場合があります。
電気料金プランの内訳と特徴を理解した上で料金プランを検討することが大切です。
おすすめの電力プランについても紹介・解説するので、ぜひ確認してください。
おすすめの電力プランはこちら!
電気代の内訳と計算方法
電気代の計算方法
電気代の計算方法の概要について解説します。
電気代は従量料金制なので使った分だけ電気料金がかかる仕組みで、
以下の計算式で計算することができます。
電気料金=定額料金+従量料金
おもに定額料金に含まれる料金は基本料金、従量料金に含まれるものは、電力量料金

次に具体的な内訳について解説します。
電気代の内訳

電気代の内訳は各社により異なり、以下のような項目にまとめることができます。
このうち特に影響が大きく、チェックすべきポイントは燃料費調整額と電源調達調整費の2点です。順番に内訳項目を解説します。
★★計算式に内訳を振り分けた図解を入れる★★
- 基本料金
- 電力量料金
- 燃料費調整額
- 電源調達調整費
- 再エネ賦課金
- 託送料金相当額
- 容量拠出金
基本料金

毎月電気使用量に関わらず固定でかかる費用で、契約アンペア数が大きいほど高くなります。電気使用量によらない、設備費、人件費などの費用が含まれています。
基本料金がゼロのプランもあり、その場合は従量料金の単価が高めに設定されています。
電力量料金

電力量料金単価×電気使用量(kwh)で計算され、電気料金の内訳の大半を占める。
電力量料金単価は料金プラン毎に異なっていて、
・固定
・使用量に応じて単価が変動
・時間帯によって変動
・市場価格に合わせて30分毎に変動
などがあります。
燃料費調整額

「化石燃料の仕入れ値の変動」を反映するための費用です。
燃料費調整単価×1ヶ月の電気使用量(kwh)で計算され、
単価は毎月変動します。
大手電力会社では上限単価が設けられていますが、それ以外の電力会社では上限が設けられていないため注意が必要です。
電源調達調整費

電気の仕入れ値の変動分を調整する費用です。
電源調達調整単価×使用量で計算され、単価は毎月変動します。
自社で火力発電設備を持たない電力会社は、JEPX(日本卸電力取引所)から電気を仕入れて販売しています。
各社が定める基準額と比較して仕入れ値が高ければ電気代が増え、低ければ電気代が値引きされます。
電源調達調整費の呼び方は電力会社により異なる場合があり、市場価格連動費、電源コスト調整単価と呼ぶ場合もあります。
この電源調達調整費は同じような名前を使っていても、計算式が異なる場合があるため、計算方法を確認しておく必要があります。
再エネ賦課金

「再エネ発電を促進させるための費用」で、電力会社を経由し国の指定期間に収められる費用です。
再エネ賦課金単価×使用量(kwh)で計算され、単価は年に1度変わりますが、
すべての電力会社が同じ単価となるため、乗り換え検討時はあまり気にする必要はありません
託送料金相当額

他社の送電ネットワークを利用することでかかる費用です。
託送料金相当額単価×使用量(kwh)で計算され、
新電力会社は大手電力会社が保有している送電ネットワークを使用して電気を供給しています。電力会社は送電ネットワークの利用料として、託送料金を支払っています。
託送料金は電力量単価に含まれていることが多いですが、市場連動型のプランではよく個別に記載されています。
また、変動の頻度は不定期です。
容量拠出金

将来・またはピーク時に必要となる発電能力を確保するために、発電事業者が設備を維持するための費用です。
容量拠出金単価×使用量で計算され、費用項目として記載がない会社でも、
電力量料金単価などに加算されています。
その他

電力会社によっては今まで説明した内訳以外の料金項目が設定されている場合があります。
例えば、市場連動単価を採用しているループでんきでは市場連動手数料として、サービス料が設定されています。
電気代の計算方法
電気代の計算方法の概要について解説します。
電気代は従量料金制なので以下の計算式で計算することができます。

このうち電力会社を乗り換えることで安くできるのが、基本料金と従量料金の単価です。
特に従量料金は電力会社によりさまざまな費用項目があり、中には毎月、毎年単価が変動するものもあり、電気料金への影響が大きいです。
単価の変動は以下のようなものがあります。
- 電力市場の取引額
- 燃料の仕入れ価格
- 使用量によって数段階で変動
- 時間帯(昼と朝、夜など)によって変動
チェックすべきポイントとおすすめの電力プラン
ここまで内訳項目を解説しましたが、このうち確認するポイントは燃料費調整額と電源調達調整費です。この2つは毎月単価が変動し、他の内訳と比較し単価が大きいため、電気料金への影響も大きいです。
ポイントは燃料費調整額と電源調達調整費
燃料費調整額と電源調達調整費が両方とも内訳に含まれることは無く、
どちらか一方が料金の内訳に含まれます。
燃料費調整額は燃料の相場、電源調達調整費は電力市場の相場によります。
燃料費調整額は貿易国との関係など様々な要因により決まるので予測は難しいですが、
電源調達費は使用量が増える夏と冬で単価が上がることが分かっています。
一方で電源調達調整費を使用している電力会社は電力量単価が安い場合もあるため、
計算して比較検討することが重要です。
また、電気の使用量が多い時期と少ない時期での変動が嫌な方は、燃料費調整額が含まれる料金プランを選ぶことで変動を抑えられます。
実際の電力プランで計算
各内訳のイメージがつくよう、実際の料金プランを例に、我が家の電力量から計算します。
我が家の家族構成、契約内容、使用量
4人家族(父、母、息子2歳、息子1歳)
契約電流40A、電力使用量450kwhで3パターン計算して、比較してみましょう。
図解
基本料金有り無し+電力量単価(従量段階or時間帯or市場連動)+(燃料費調整額or 電源調達調整費)+再エネ賦課金+その他従量単価(託送相当額、容量拠出金、サービス料 各社によりばらばら)
各社の計算の前に、図解を入れて該当する項目を囲う
①中部電力ミライズ 従量電灯B
基本料金+電力量料金単価×使用電力量±燃料費調整単価×使用電力量+再エネ賦課金単価×使用電力量
契約電流40A、使用量450kWh、2026年1月の単価0.79円/kwh、2025年5月~2026年4月の再エネ賦課金単価3.98円/kwhを例に計算すると、
基本料金 1,284.56円、使用量単価 120kwhまで21.20円/kwh、120kwh~300kwhまで25.67円/kwh、300kwh以上28.62円/kwh
1284.56+120×21.20+25.67×(300-120)+28.62×(450-300)+0.79×450+3.98×450=14,888(円未満は切り捨て)
②東邦ガス
1076.56+120×21.18+25.62×80+25.64×50+25.66×50+26.59×50+27.12×50+27.73×50
+0.79×450+3.98×450=14,451円
③シンエナジー基本プラン
基本料金+電力量料金単価×使用電力量±電源調達調整費×使用電力量+再エネ賦課金単価×使用電力量+容量拠出金単価(0.64円)×使用電力量
1145.59+120×20.69+24.16×(300-120)+25.53×(450-300)+1.3×450+3.98×450+0.64×450=14,470(円未満は切り捨て)
④オクトパスエナジーシンプルオクトパス
電力量料金単価×使用電力量+再エネ賦課金×使用電力量
29.27×450kwh+3.98×450=14,962円
⑤ループでんき
★★今はあまりどの電力会社も差が無い⇒ポイントなどで選ぶのがよい。
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2025年最新おすすめの電力プラン
東邦ガスの基本プランがおすすめ!
おすすめポイント
①電気使用量が多くなる夏と冬の燃料費調整額が電源調達調整費より安い
⇒年間で考えると安くなる
②その他費用項目が無いため料金プランがシンプルで分かりやすい
我が家の電気料金で比較すると2025年4月~2025年12月でシンエナジー基本プランと比較し、合計1865円お得!
また、今なら半年間電気料金が半額となるプランがあるため、さらにお得です!
注意点
燃料の費用が上がった場合は他の新電力プランより割高になる可能性があります。
時々でよいので、燃料費調整額と電源調達調整費をチェックしましょう。
当メディアでは、燃料費調整額と電源調達調整費を毎月ラインで通知中です。
ぜひ参考にしてみてください。
他のプランも比較してみたい方はこちらの記事をチェックしてください。
電力会社のプラン比較まとめ
【おまけ】その他の豆知識と節電方法を紹介
本記事では愛知県の電気料金の平均と家電の電気使用量の内訳を紹介します。
また、一番使用量が多いエアコンの節約方法も合わせて紹介します。
他の家電の節約方法はこちらからチェックしてください。
愛知県の電気料金の平均と使用量の内訳
2025年の愛知県の電気代は以下の通りです。
もし自分の電気代が平均と比較してかなり高ければ、電気使用量が多い家電から、無理のない範囲で節約を行ってみましょう!
無理のない節電方法はこちら
家電製品別電気使用量が多い家電はエアコン、冷蔵庫、照明
環境省が公表している調査結果は以下の通りで、使用量の多い家電TOP3はエアコン、冷蔵庫、照明となっています。
ただし食洗器、洗濯乾燥機、浴室乾燥機を利用している人は注意が必要です。
統計上は使用している世帯数が少ないため、平均すると割合が小さくなっていますが、
使っている家庭では使用率は4%ほどになります。
エアコンの節電
電気の使用量が一番多いエアコンの節電について、おすすめの節電方法を一部紹介します。
・フィルター掃除
フィルターが詰まることで風量が落ちてしまい、エネルギーをロスしてしまいます。
・設定温度を変更する
設定温度を夏は上げて、冬は下げることでエアコンの負荷が小さくなり、省エネになります。ただ下げるだけだと快適に過ごせなくなるので、以下の対応を合わせて行うのがおすすめです。どちらも特に夏場がおすすめです。
・湿度調整
湿度が高いと熱く、低いと寒く感じるため、湿度を調整しましょう。
加湿器を使用したり、洗濯物を部屋干しすることで湿度をあげることができます。
また湿度を適正(40~60%)に保つことで、風邪予防にもなります。
・サーキュレーターでの空気循環
エアコンは天井付近についていることがほとんどですが、暖かい空気は上に上がるため、人が生活していない高さに温かい空気があり、せっかく温めた空気が使えておらず、もったいないです。サーキュレーターで空気を循環させることで、部屋の上部と下部の温度を均一にできて、低い設定温度でも快適に過ごすことができます。
まとめ
電気料金の内訳は各社によってバラバラで、馴染みのない用語が多いですが、
注意するポイントは決まっています。電気料金の乗り換えは手続きはとても簡単なので、
自分にあった電力会社のプランを見つけて、無理なく電気代を節約しましょう。