【初めてでも安心】電気の乗換えのメリットとリスクがわかる解説書【手順も解説】

電気の乗換_メリットとリスク

このように考えているあなたに向けた記事です。

電気の乗り換えを考えたことはあるけど、、、

  • なんとなく手間そうだからまだ乗り換えてない
  • プランが色々あって難しい
  • 本当に安くなるのか不安
  • 大手が安心だから乗り換えしたことがない

電気代の節約には「手間がかかる節約」と「手間がかからない節約」の2種類がありますが、電気の乗り換えは「手間がかからない節約」で、数ある節約術の中で、「かなりコスパが良い方法」です。

特に子育て世帯や、一軒家住まいのような電気使用量が多い家庭では節約効果も大きくなります。

本記事では、4人家族で電気の乗り換え歴10年以上の管理人が、電気の乗り換えを考えるとき不安に思うポイントを一つずつ解消していきます。

管理人
管理人

電気の乗換はリスクの小さいプランを選ぶことが重要です!

この記事を読み終える頃には、あなたの乗り換えに対する不安が無くなり、自分にあった電力会社と契約ができるようになります。

そして「固定費」という重荷が、スッと軽くなっているはずです。

目次 非表示

1.知らなきゃ損!乗り換えにまつわる「4つのいい誤解」?

電気の乗り換えでよくある4つの誤解

あなたが電気の乗り換えを考えるとき不安に思うポイントとして、

  • 誤解①:新電力にすると電気が不安定になる
  • 誤解②:解約・契約手続きが面倒
  • 誤解③:電気の乗り換えは「スマホやネットの乗り換え」より手間がかかる
  • 誤解④:宅内の工事や、数時間の停電が必要

などがあるのではないでしょうか?

こうした不安は、実はすべて「いい意味での誤解」です。

まずは、多くの人が足踏みしてしまう原因となっている誤解を正しい情報にアップデートしましょう。

誤解①:新電力にすると電気が不安定になる?

電気の乗換えで電気の質は変わる?

電気の質は全く変わりません。

最も多い不安がこの「安い電気にすると、電気が不安定になって家電が壊れたり、停電しやすくなったりするのでは?」というものです。

しかし、これは起きません。

家庭に電気を送るための事業は

  • 発電事業者
  • 送配電事業者
  • 小売電気事業者

の3つに分けられており、電力会社の乗り換えで変更となるのは「小売電気事業者」のみ。

電気を送る設備の管理を行うのは送配電事業者であるため、電気の質は変わることがありません。

電力会社を切り替えても、あなたの家に電気を届ける「電線」や「電柱」、そして発電所から電気を送る「送電網」は、今まで通り地域電力(中部電力など)のインフラをそのまま使います。

たとえ契約先の新電力会社がトラブルに見舞われても、送電網そのものを管理している地域電力がバックアップするため「隣の家はついているのに、うちは新電力だから停電した」ということは起きません。

誤解②:解約・契約手続きが面倒?

スマホより簡単!電気の乗り換え方法

あなたがやるのは「新しい会社への申し込み」のみです。

しかもネットで5分で終わります。

スマホのMNP(乗り換え)のように、今の電力会社に電話して「解約します」と伝える必要はありません。

新しい電力会社に申し込めば、その会社があなたの代わりに現在の会社への解約手続きを自動で行ってくれます。

「解約を引き止められるストレス」も「手続きの電話がつながらないイライラ」も、一切ありません。ネットで5分、申し込みフォームを入力するだけで、すべての手続きが終わります。

引っ越しが伴う電力会社の乗換については、旧住所の解約手続きと、新住所での新規契約が必要となります

誤解③:新電力の乗り換えは「スマホの乗り換え」より手間がかかる?

スマホの乗り換えより手間が少なく簡単です。

スマホの乗り換えには、SIMロックの解除、データの移行、新しい機種の設定など、多くの物理的な手間が伴います。

しかし、電気の乗り換えには「物理的な変更」が一つもありません。

申し込んだ翌月、あるいは翌々月の検針日から、「請求書の発行元が変わるだけ」です。

家の中のコンセントも、使っているテレビもエアコンも、そのまま。

ただ、支払う金額だけが安くなる。電力会社の乗換は手軽にできる節約法です。

 誤解④:宅内の工事や、数時間の停電が必要?

工事不要・立ち会い不要。停電も原則ありません。

電力会社の切り替えで必要な作業は、従来の「アナログメーター」を、通信機能を持った「スマートメーター」に交換することだけです。

すでにスマートメーターに交換済みの家庭であれば、物理的な作業すら発生せず、システム上の切り替えだけで完了します。

中部電力エリアにおいては2022年末までに一部の取替困難な場所を除く、すべてにスマートメーターを取付済みなので、基本的には工事は無いと考えてよいです。

https://powergrid.chuden.co.jp/goannai/ippan/smartmeter/info

第2章:電気の乗り換えは使用量が多い家庭ほど効果が出る(電気は使えば使うほど単価が高くなる)

節約の世界には「節約のスケールメリット」という言葉があります。

月の電気代が数千円の1人暮らしの人が電気代を10%削っても数百円の差にしかなりませんが、月3万円払っている大家族が10%削れば、それだけで3,000円。

年間で3万6,000円の差になります。

しかし、理由はそれだけではありません。

日本の大手電力会社が採用している「3段階料金制度」という仕組みに、大家族が損をしてしまう(=乗り換えで得をする)最大の秘密が隠されています。

2-1. 電気の「3段階料金制度」

日本の多くの電力プランは、使えば使うほど1kWhあたりの単価が上がる仕組みになっています。これを「3段階料金」と呼びます。

  1. 第1段階(〜120kWh): 生活必需品としての配慮から、かなり安く設定されています。
  2. 第2段階(121〜300kWh): 標準的な家庭の使用量を想定した、平均的な価格です。
  3. 第3段階(301kWh〜): 省エネを促す目的もあり、非常に高い単価が設定されています。

1人暮らしや2人暮らしであれば、使用量は第2段階までに収まることが多いのですが、子供が3人、4人といる大家族や、二世帯住宅の場合、月の後半はほぼすべて「最も高い第3段階の単価」で電気を買わされていることになります。

2-2. 新電力は「第3段階」を狙い撃ちしている

多くの新電力会社は、この「第3段階」の単価を大手電力よりも数円〜十数円安く設定しています。

あるいは、最初から最後まで単価が変わらない「一律料金」を採用することで、使用量が多い場合に割高となる料金設定をしている会社もあります。

例えば、大手電力の第3段階が45円、新電力の一律単価が30円だったとしましょう。

300kWhを超えてから使った分については、1kWhごとに15円もの差が生まれます。

月間600kWh使う家庭なら、後半の300kWh分だけで「300kwh×15円 = 4,500円」もの差が出る計算です。

これこそが、大家族が「乗り換えないと損」と言い切れる物理的な理由です。

第3章:【実例】乗り換え前後の「家計簿シミュレーション」

ここでは、大家族に多い「月間450kWh」使用している家庭をモデルに、乗り換えでどれくらい生活が変わるのかを具体的に見てみましょう。

4人家族(共働き・子供2人)のケース

現状: 大手電力・従量電灯B(60A契約)

月間使用量: 450kWh(夏・冬の平均)

【乗り換え前:大手電力】

基本料金:1,800円

第1段階(〜120kWh):約3,600円

第2段階(〜300kWh):約6,300円

第3段階(301kWh〜):約6,700円(単価が高い!)

合計:約18,400円

【乗り換え後:大型世帯向け新電力】

基本料金:1,500円(少し安くなる、あるいは0円のところも)

120kWhまで:約3,500円

300kWhまで:約6,000円

301kWh以降:約5,200円(単価の差が効いてくる!)

合計:約16,200円

差額:毎月 約2,200円 / 年間 約26,400円

年間で約2万6,000円。これは、ちょっとした家族旅行の食事代や、子供の習い事の道具代、あるいは「将来のための投資」に回せる金額です。

「たった月2,000円か」と思うかもしれませんが、手続きの時間は5~10分で「一度やれば、その後はずっと安さが続く」というのが最大のポイントです。10年続ければ26万円。この差を5~10分の手間を惜しむことで手放すのは、あまりにももったいないと思いませんか?

第4章:どれを選べば正解?プランの種類と「大家族向け」の選び方とは?

電力料金プランの種類

大手企業の伝統的なプランは3段階料金制度を採用していますが、2014年の電力自由化以降、ユーザーの利用方法に合わせた契約プランが増えました。どれを選べばいいか迷ってしまう方のために、4つの主要プランを整理します。

3-1.はじめての乗り換えにおすすめ! 段階料金型(従来モデルの進化版)

大手電力と同じく「使った分だけ払う」タイプですが、各段階の単価が全体的に引き下げられています。

  • 向いている家庭: 「今のままの感覚で、確実に安くしたい」という方。
  • メリット: 電気の使い方は今まで通りでいい。大手からの移行で最も違和感がない。

3-2.使用量が極端に少ない家庭向け 一律料金型(Looopでんき等)

どれだけ使っても1kWhあたりの単価がずっと同じプランです。

  • 向いている家庭: 月間400kWh以上を確実に使う大容量世帯。要確認
  • メリット: 基本料金が0円に設定されていることが多く、アンペア数が大きい(50Aや60A)大家族ほど、基本料金分の節約効果(月1,500円〜2,000円程度)が上乗せされます。1kwhあたりの単価は高めに設定されることが多いため、使用量が増加すると割高となる場合が多いです。
  • 一時的に転勤などで引っ越しをする方などにはおすすめできるかもしれません。

3-3.玄人向け① 時間帯別プラン(夜間割引・オール電化向け)

日中か夜間、片方の単価が安く、もう片方の単価が高いプランです。

  • 向いている家庭: オール電化住宅、または共働きで平日の昼間は家が空っぽになる家庭。
  • メリット: 夜間料金が安いプランであればエコキュート(給湯)や蓄熱暖房、EV(電気自動車)の充電を夜間に行うことで、大きな節約になります。日中の料金が安いプランでは、昼間に誰かがいてエアコンをフル稼働させたり、家事を行う家庭では、大きな節約となります。落とし穴として、一般家庭で最も電気を使う朝と夕方の時間帯は割高に設定されていることが多いため、この時間帯に電気を使うと割高な料金になってしまうケースがあります。

3-4.玄人向け② 市場連動型(エネワン、一部の新電力等)

日本卸電力取引所(JEPX)の価格に合わせて、30分ごとに単価が変動するプランです。

  • 向いている家庭: 電気の価格をアプリでチェックし、高い時間は洗濯機を回さない、といった「ゲーム感覚の節約」が楽しめる家庭。
  • 注意点: 資源価格が高騰した際や、猛暑・厳冬期に価格が数倍〜数十倍に跳ね上がるリスクがあります。大家族は使用量が多いため、高騰時のダメージも甚大です。「よくわからない」うちは避けるのが賢明です。

段階料金制は価格比較がしやすくおすすめ

初めて電気の乗り換えを検討されているあなたには、段階料金制がおすすめです。今の大手電力会社プランと、乗り換えたいプランのの単価を見比べれば、料金の違いが一目瞭然だからです。

段階料金制を選択する場合は、「第3段階(300kWh超)の単価が安い」プランを最優先に探しましょう。これだけで、失敗のリスクを最小限に抑えつつ、最大級の恩恵を受けることができます。

自分で比較するのは大変、、、、という方は無料のLINE相談も実施しています。

ぜひ一度連絡ください。

こちらの記事では段階料金制と一律料金制のプランのみを集めた比較表を添付しています。

ぜひ一度ご確認ください。

第5章:電力会社比較のためにチェックする「4つの重要指標」と「確認しておいた方がいいこと7つ」

料金プラン内の料金表だけ見ると割安に見えても、隠れた「変動リスク」や「制約」が含まれていることがあります。家族の生活を守るために、この章では契約前に確認するべき11項目を紹介します。

重要指標1:供給エリアの確認(契約可能かチェックする)

当たり前ですがエリア対象外の電力会社は契約できません。

選びたい電力会社の供給エリアが自分の家を含んでいるか確認する必要があります。

例えば以下の電力会社は一部の電力エリアのみを対象としています。

東邦ガス:中部電力エリアのみ

CDエナジー:東京電力エリアのみ

重要指標2:料金プランを比較する(電気料金が安くなっているか)

あなたの現在の電気使用量・電気代・プラン内容を把握し、

基本料金、従量料金、燃料費調整額、その他費目を比較しましょう。

基本料金は0円だが従量料金が高い等、パッと見は安く見えても、使用量が多くなると割高になるなど、使用量に応じて料金が安くなる場合もあれば、高くなる場合もあるので注意しましょう。

重要指標3:燃料費調整額の「上限」の有無(電気代高騰のリスクを把握する)

電気代には、基本料金と従量料金のほかに、「燃料費調整額」という項目があります。

これは、発電に必要な石炭や液化天然ガス(LNG)の輸入価格の変動を、電気代に反映させる仕組みです。

ここで知っておくべきは、「上限設定」の有無です。

上限の有無を把握することで、自分が契約している電気料金プランにあるリスクを把握することができます。

  • 大手電力の従来プラン(従量電灯) :燃料価格がどんなに高騰しても、調整額には「これ以上は上げない」という上限が設定されています。
  • 多くの新電力・大手電力の自由料金プラン:基本的に上限がありません。

世界情勢が不安定になり燃料価格が爆発的に上がった時、上限のない新電力は、大手電力よりも高くなるケースがあります。

一方で、燃料調整額は3ヶ月の燃料費の平均で計算されるため、ある月から何倍もの電気代が請求されるということはありません。

また、高騰上限に達するという状況が起こる頻度は高くないので、通常は上限が無い、割安プランを契約しておき、燃料費調整額が高くなったタイミングで上限有りのプランに乗り換えるプランをおすすめします。(管理人も同じ方法で契約しています。)

特に大手電力で契約している方に注意していただきたいのは、大手電力で契約していれば上限があるというわけではないということです。

あなたが気づいていないだけで、燃料費調整額の上限超えのリスクを負いながら割高のプランを契約している可能性があるということです。

電力・ガス取引監視等委員会が出しているデータをみると、大手電力で契約している世帯の内、6割以上で燃料費調整額の上限が無いプラン(自由料金プラン)を契約しています。

この大手電力で契約している6割以上の人は、調整額の上限超えのリスクを負いながら割高のプランを契約している方が多くいるということになり、とてももったいない状態です。

この場合は、自分が燃料費調整額の上限が必要か、必要で無いかを考え、大手電力会社の上限有りプランにするか、新電力へ乗り換えるかする方がよいです。

重要指標4:解約違約金(解約時に費用が必要か把握する)

「ただ電気代が安くなるのはおかしい!一度契約したら、スマホのように2年縛りがある?」

「解約時に違約金がかかるのでは?」と不安になる方も多いでしょう。

結論から言うと、現在の新電力の多くは「解約違約金なし(0円)」が主流です。

しかし、一部のプランでは「1年以内の解約で2,200円」といった設定が残っていることがあります。

また、長期契約による割引プランや、キャンペーンの利用などにより、一部解約違約金が発生する場合もあります。

結婚、子供の成長や進学、あるいは転勤などで、ライフスタイルが数年単位で大きく変わります。

また、燃料費調整額の高騰や、よりお得な新電力が後から登場することもあります

「いつでも解約できる」というのは、電力会社の乗換を検討するうえでとても重要なポイントです。

比較の際は必ず「最低利用期間」と「違約金」の項目が「なし」であることを確認してください。

さらにお得になる要素があるかチェックする(確認した方がいいこと①~④)

確認した方がいいこと①:付与されるポイントは何か

電力会社は中部電力であれば、カテエネポイント、東邦ガスではがすてきポイントといった独自のポイントを採用しているパターン、楽天ポイント、dポイントなどのポイントが付与されるパターン、ポイント付与が無いパターンの3つがあります。

月々の電気代が2万円を超える大家族にとって、ポイント還元はバカにできません。

楽天経済圏:楽天でんきでポイントを貯め、そのポイントで電気代を払う。

Vポイント/dポイント:提携している電力会社を選び、毎月の支払いで自動的にポイントを貯める。

還元率が1%だとしても、年間20万円の支払いがあれば2,000ポイント。これを「複利」のように積み上げるのが大家族の鉄則です。

楽天ポイントやVポイントは様々な電力会社で付与されるので、

契約前に付与されるポイントが何か、必ずチェックするようにしましょう!

ポイントについて注意して欲しいのが、電力会社によってポイント適用される料金科目が違うということです。

電気料金は基本的に、基本料金、電力量料金、燃料費調整額or電源調達調整費(独自燃調)、再エネ賦課金がありますが、このうち基本料金と電力量料金をポイント適用としている会社がほとんどです。

一方で、ENEOSでんきのように基本料金、従量料金の他、燃料費調整額と再エネ賦課金をポイント付与対象に含めている場合もあるので要チェックです!

確認した方がいいこと②:キャンペーン情報のチェック

多くの電力会社は、電力会社の乗り換え、新規契約時に電気代を一部割引したりするキャンペーンを実施しています。

契約前に各社のキャンペーンを比較することで、お得に乗り換えができる場合があります。

特に引っ越しが盛んになる4月と9月のあたりでキャンペーンが多く実施されます。

確認した方がいいこと③:セットプランの有無

一部の電力会社では、電気とガスのセット割や、電気とスマホ、電気とネット回線等、

セットで契約することで割安となるプランが用意されている場合があります。

確認した方がいいこと④:その他割引制度、付帯サービス

あまりありませんが、一部電力会社ではその他の割引があり、中部電力では

口座振替を利用することで振替割り(ポイント)が付与されます。

また、新電力の中には、付帯サービスとして様々なサービスを提供している場合があります。

もし時間があれば、その中で魅力的なものが無いか一度確認してみましょう。

契約後の手続き、サポート関係は不便でないか(確認した方がいいこと⑤~⑦)

確認した方がいいこと⑤:支払い方法

多くの電力会社は振込か口座振替かクレジットカードでの支払いを行いますが、電力会社によってはクレジットカードでの支払いはできない場合もあるため、

支払いが口座振替になることがあります、クレジットカード払いなどはできないため、

事前に自分が希望する支払い方法が可能か、事前に自分が行いたいクレジットで支払いができるか確認しておいた方でしょう。

確認した方がいいこと⑥:料金確認方法

電気料金を確認したいときにあなたにあった確認方法ができることは、毎月の家計管理や電力会社の再検討に役立ちます。

料金の確認方法は各社で異なっており、以下のような確認方法があります。

  • 紙の料金明細書
  • web明細書(電力会社のマイページで確認)
  • アプリで確認
  • LINEで確認

電気料金の確認作業にわずらわしさを感じないよう、契約前に電気料金の確認方法をチェックしておきましょう。

確認した方がいいこと⑦:サポート体制

安さを追求する新電力の中には、コストカットのために「電話窓口なし(メール・チャットのみ)」としている会社もあります。

電話窓口あり:引越しや契約内容の変更、トラブル時に、口頭ですぐに解決できる。

Web対応のみ:返信を待つ手間や、複雑なフォーム入力が必要。

家事や育児、仕事に追われるあなたにとって、「時間が奪われること」は大きな損失です。

「電話がなかなかつながらない」「メールの返信が3日後」という会社では、万が一の時に大きなストレスが溜まります。

口コミなどで「サポートの繋がりやすさ」を事前にチェックする、あるいは専用アプリで簡単に使用量を確認・手続きできる会社を選ぶことが、結果的に「家計のQOL(生活の質)」を上げることになります。

第6章:【実践】失敗しないための乗り換え「4ステップ」

いざ乗り換えようと思っても、「何を用意すればいいのか」「いつ切り替わるのか」が分からないと不安ですよね。

忙しい家事や育児の合間に、最短ルートで完了させるための手順をまとめました。

ステップ1:乗り換えたい電力会社を決める

ステップ2:最新の「検針票」または「マイページ」を準備する

まずは、今の契約内容を確認しましょう。紙の検針票が届いている家庭はその紙を、Web明細の方はログイン画面を用意してください。

必要な情報は以下の2点だけです。

お客様番号(契約番号)

供給地点特定番号(22桁の数字)

この2つがあれば、乗り換え先の電力会社はあなたの家の「電気の住所」を特定し、手続きを進めることができます。

ステップ3:スマホから5分で「Web申し込み」

今はほとんどの会社がスマホで申し込みを完結できます。

夜、寝る前の5分間で十分です。支払い方法(クレジットカードや口座振替)の設定まで済ませてしまえば、あなたの乗り換え手続きは終了です。

スマートメーターの取付について

もし、あなたの家のメーターがまだ古いアナログ型(円盤が回るタイプ)なら、後日、地域の電力会社(東電など)の作業員が来て、最新の「スマートメーター」に交換してくれます。

家の外での作業なので、家の中に上がることはありませんし、共働きで不在にしていても勝手に交換しておいてくれます。

ステップ4(契約後):「初回の請求」を確認しよう

申し込みから約2週間〜1ヶ月後の、次の検針日から自動的に電気が切り替わります。

切り替わった初月の請求書を見て、シミュレーション通りに安くなっているか、あるいはポイントが正しく付与されているかを確認しましょう。一度確認してしまえば、あとは放っておくだけで毎月の電気代が節約ができます。

燃料費調整額が上限に達していないか、毎月もしくは数か月に一度チェックしましょう。

(契約中の電力会社のホームページから確認することができます。)

第7章:【要注意】乗り換えが「逆効果」になる2つのケースとは?

「誰でも安くなる」と言いたいところですが、特定の条件に当てはまる家庭だけは、今の契約を維持したほうが良い場合があります。読者の信頼を裏切らないために、ここだけは慎重に確認しましょう。

「オール電化」向けの旧プランを契約している場合

エコキュート(電気温水器)や蓄熱暖房を導入しているオール電化世帯は、深夜の電気代が極端に安く設定された専用プランに入っています。

特に、数年以上前から契約している「旧・オール電化プラン」は、現在の市場環境では実現不可能なほど安い深夜料金が維持されていることが多々あります。

新電力の中にもオール電化向けプランは存在しますが、大手電力の「旧プラン」の安さには勝てないケースがほとんどです。

一度解約すると二度と同じプランには戻れないため、オール電化住宅の場合は「検針票の深夜単価」を徹底的に比較し、確信が持てない限りは現状維持をおすすめします。

大手電力の「従量電灯(規制料金)」で燃料費調整額が上限に達している時

第4章でも触れましたが、大手電力の「従量電灯A・B」などの古いプランには、燃料費調整額の「上限」が法律で定められています。

世界情勢の影響でエネルギー価格が異常高騰した際、新電力(上限なし)は青天井で値上がりしますが、大手電力の規制料金プランは上限で価格が止まります。

「燃料価格が歴史的な高騰を見せている時期」に限っては、あえて新電力に動かず、大手電力の規制料金の中に留まることが最大の防御になる場合があります。

「今は乗り換えどきか?」という視点を持つことが、大家族の家計を守る賢いディフェンスになります。

第8章:まだ不安なあなたへ。よくある質問(FAQ)

大家族のパパ・ママからよく寄せられる、リアルな疑問に一問一答でお答えします。

Q1. 賃貸マンションやアパートでも、勝手に変えていいの?

A. ほとんどの場合、OKです。

各部屋ごとに電力会社と直接契約している形態であれば、大家さんや管理会社の許可なく自由に変更できます。

ただし、建物全体で一括受電契約(高圧受電)をしている一部のマンションは変更できないため、管理組合に一度確認してみましょう。

管理人の体験談として、大手ハウスメーカーが管理しているアパートなどは決められた電力会社を契約する必要がある場合もありました。

Q2. スマートメーターへの交換で、怪しい請求をされない?

A. 交換は原則「無料」です

「メーターの交換費用を振り込んでください」といった電話や訪問はすべて詐欺です。

正式な交換作業で費用を請求されることはありません。

また、切り替えのタイミングで「工事費」が発生することも基本的にはありません。

終わりに:電力会社の乗り換えは、家族と自分への「未来のプレゼント」

ここまで読んでくださったあなたは、もう電力会社の乗り換えに関する「知識」という点では、日本の上位5%に入るエキスパートです。

電力自由化という制度は、もともと「消費者が賢く選ぶことで、電力市場に健全な競争を生み出す」ために作られました。

私たちが適切な会社を選ぶことは、家計を助けるだけでなく、より良いエネルギー社会を作ることにも繋がっています。

「面倒くさい」というハードルを、たった一回だけ越えてみてください。

その5分間の手続きが、未来の家族と自分へのご褒美に繋がります。

浮いたお金で、子供たちと美味しいものを食べに行くのもいい。

欲しかった家電を買うのもいい。

将来のために貯金するのもいい。

5分手間を惜しむことで電気代に消えていたお金を、ご褒美に使い道を変える。

当サイトでは電力会社を簡単に比較できるよう比較表を用意しています。

乗り換えの第一歩としてぜひ一度ご覧ください。

まずは損をする可能性が低い、すべての使用量において中部電力より電気代が安くなるプランに乗り換えてみましょう。

おまけ1:大家族の節約を最大化する!乗り換え+αの「3つのブースト術」

電力会社を変えるだけでも大きな節約になりますが、大家族ならではの「プラスアルファ」を組み合わせることで、家計改善のスピードはさらに加速します。

手間がかからない範囲で節電する

電力会社の乗り換えによって、単価を下げた後は、節電により電気の使用量そのものを削減することが節約への近道です。しかし、過度な節電はあなたの時間を奪うことになり、ストレスとなるので長続きしません。なるべく手間がかからない範囲で楽に節電をしましょう。

一般に最も電気を食う「3大巨頭」は、冷蔵庫・エアコン・照明です。

またこれ以外にも、浴室乾燥機・除湿器・加湿器・洗濯乾燥機を使用している家庭では多くの電力を消費しています。

管理人も実施している手間のかからない節約は以下の通りです。

・家電のフィルター関係のお掃除をこまめに行う

・冷蔵庫であれば、冬場は冷蔵・冷凍の設定を高から低に下げる

・なるべく稼働するエアコンを少なくする(リビングに集合して生活する)

・急がない場合は衣類の乾燥に浴室乾燥機を使用しない

・加湿器は加熱式を使用せず、超音波式を利用する

・トイレの蓋は毎回閉める

おすすめは各家電のフィルター関係のお掃除をこまめに実施することです。これにより、家電の負荷が小さくなるため節電にもなるし、家電を長寿命にできるので、一石二鳥でおすすめです。

アプリによる「見える化」で家族の意識を変える

多くの新電力は、30分ごとの電気使用量をグラフで見られるアプリを提供しています。

「昨日の夜、なんでこんなに電気代が高いの?」「あ、エアコンをつけたまま寝ちゃったかな?」といったことが一目で分かります。

これをリビングで子供たちと一緒に見ながら、「今日はグラフが低いね、みんなで協力できたね」とゲーム感覚で話すだけで、無意識の無駄遣いが減っていきます。

家電の「買い替え」タイミングを見極める

大家族で最も電気を食う「3大巨頭」は、冷蔵庫・エアコン・照明です。

もし、10年以上前の古い冷蔵庫を使っているなら、電力会社を変えるのと同時に買い替えを検討する価値があります。

最新の省エネ冷蔵庫は、10年前のモデルに比べて電気代が半分近くになることも珍しくありません。

「電力会社乗り換えで浮いた年間3万円」を積み立てて、最新家電に買い替える――。

これが、固定費削減の理想的なサイクルです。

おまけ2:.あなたの電気代は高い?世帯人数別の平均電気代をチェック

電気代の節約を考えるきっかけに、自分の電気代が他の人より高いのか、世帯人数別の平均電気代をチェックしてみましょう。

総務省統計局が出している家計調査のデータから、世帯人数別の月あたりの平均電気代は以下のようになっています。

【画像を挿入する】

電気代の使用量は家の気密性や部屋数などにも大きく左右されるので、

あくまで平均は一つの参考として無理に節電をするのではなく、

まずは簡単にできる電気の乗り換えから初めてみるのがおすすめです。

ちなみに我が家の電気代は○○円で平均以上の金額です。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA